【ギャン泣き対策】1歳児のレントゲン検査を乗り切る!放射線技師パパのリアル体験談とコツ

放射線関連

「いざ、検査!」となった時に小さな子どもが検査室で泣いたり、動いたりするのは当然です。

実際にそんな時に現場ではどう対応しているの?そんな素朴な疑問に回答するリアルな体験エピソードをご紹介します。

小児(赤ちゃん〜未就学児)の検査を発見した時〜レントゲン編〜

病院で行われるレントゲン検査全体でみると大人〜高齢者にかけての撮影が多いです。そんな中で小さな子どもの撮影には特別な対応や様々な準備が必要になりますので、われわれ診療放射線技師としても特に集中力と工夫が求められる検査の一つになります。

なぜ「人を集める」の?

赤ちゃんは放射線に対する感受性が高い(放射線に対する感度が高い)ため、大人や高齢者の検査が多い中でひときわ目立ちます。そのため、赤ちゃんの撮影オーダー(医師が検査を依頼することをオーダーすると言います。)を発見すると、まず「人を集めます。」これが赤ちゃんに対して安全にかつ、きれいな画像を撮影するために必須の行動なのです。小さな子どもは検査室に入って親から離れた瞬間に不安になって泣いちゃうことが多いです。体感では8割くらいの小さな子どもは検査台に置かれた時点で泣いちゃいます😂 そのため、人を集めてなるべくスムーズに素早く検査を終わらせられるように努めています。

現場での対策

技師の使命と撮影時のポイント

そんな泣いている小さな患者さんに対して、被ばく線量は可能な限り低く抑えながらも、病気が有るのか無いのかをはっきり見分けられるような病気を見つけるのに役立つ質の高い画像を提供し、いかに早く検査を終わらせられるか、ということが診療放射線技師に求められています。レントゲンの写真もスマホなどで撮る写真と同様に撮影の瞬間に被写体が動いてしまうと画像がぶれてしまいます。診断価値の高い画像を撮影するためには赤ちゃんをしっかりとした向き(基本的にしっかり前を向いた正面向き)で動きが少ない状態で撮影することが重要です。我々も一枚一枚、お子さんの状態に合わせて丁寧に撮影を行っています。赤ちゃんを安心させながら撮影するために親御さんに検査室内に立ち会って一緒に検査に協力していただくこともあります。

泣き止ませる?!撮影現場のマル秘テクニック!

赤ちゃんではうちわであおいだ風を顔に受けるとビックリして一瞬止まることがあるので、そんな特徴を活かしてその一瞬で撮影するような工夫をしている施設もあります。

アンパンマンなどの子どもに人気のあるキャラクターや動物などのイラストを検査室内に散りばめて少しでも楽しい雰囲気を作るようにしたり、子どもに見てほしい方向にキャラクターの顔を置いて「〇〇ちゃん、アンパンマンのほうを見て〜」などと声掛けすることもあります。

親御さんに一緒に協力してもらう時は、「ママ(パパ)の方を見ててね〜」と言って一緒に押さえてもらうこともあります。子どもを押さえつけるのは可哀想だと思う気持ちも分かりますが、検査のためにとても重要なことですので、しっかり動かないように協力していただけると嬉しいです。撮影で動いてしまうと撮り直しになってしまって被ばく線量の増加につながってしまいますのでご協力よろしくお願いします😌

親御さんにできればしてほしいこと

できるだけスムーズに検査を終わらせ、お子さんへの負担を減らし、診断価値の高い画像を撮影するために親御さんにもご協力していただけると大変助かることがいくつかあります。

替えのオムツを用意しておいてほしいです

オムツはおしっこなどを含んでいるとお腹の中の情報を見えづらくしてしまい、診断価値の低い画像になってしまいやすいです。もし、可能であれば検査の直前に新しいオムツに替えていただくことでより鮮明な画像を得られやすくなります。撮影直前でなくても検査室内でもベビーベッドなどはありませんが、大人の方でも寝転がれるような大きなベッドはありますので、その上でオムツを替えていただくことも多いです。被ばくをしてまでも検査をするからにはなるべくキレイで診断価値の高い画像を撮影してほしいですよね。しかし、検査室には新しいオムツの用意はありませんので、親御さんに持参してもらうしかありません。ご協力よろしくお願いします。

検査する放射線技師に頼まれたら可能な限り協力してほしいです(しかし、妊娠中のお母さんは基本的に検査室内で立ち会うことができません)

検査室内に立ち会うことで不要に被ばくしてしまうのではないかと不安に感じるかもしれませんが、撮影する範囲(放射線が当たる範囲)は撮影する部位に合わせて適切に決めています。目に見える普通の光を使用して撮影範囲を決めているのですが、その光の範囲外であれば本当にごくごくわずかな量しか被ばくしません。必要以上に不安に感じる必要はありませんので、ご安心ください😌

放射線検査を控えている親御さんに向けて

病院での待ち時間、どう過ごす?

小さなお子さんと病院に検査に行くなんてこと、滅多に無いですし、お子さんも親御さんもどちらも緊張されますし、不安ですよね。そんな中で病院に行くだけでお子さんに泣かれてしまったらさらに困ってしまいますよね。大きな声で泣かれたら周りの人に迷惑じゃないかな?と色々考えてしまいますよね。そんな時には音の出ないおもちゃとしてシールやキャラクターのグッズなどがいいと思います。うちの子はシールが大好きなので困ったらシールを見せています。夢中になってシール貼りを楽しんでいます。音無しで動画を見て待っている子やゲームをして待っている子どももいます。検査室外の待機場所であれば多くの施設で携帯電話等を使用していても問題ないとは思いますが、携帯電話やゲームソフトの使用が禁止かどうかは施設で聞いてみないと分かりませんので、検査の受付さんなどに聞いてみてください。

最後に

今回は実際に臨床現場において小さな赤ちゃんや子どもの撮影が来た時にどのように対応しているのか、外からは見えない内部では放射線技師さんたちはどうしているのだろう?検査になったらどんなことをするのだろう?というような素朴な疑問に対してリアルエピソードをご紹介しました。

この記事が少しでもあなたのためになれたのなら幸いです。

このブログでは放射線に関する情報を一つずつ丁寧に解説していきます。最後まで読んでくださりありがとうございました😌

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